【和菓子レビュー】清閑院 桃がさね | 和時間
            

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【和菓子レビュー】清閑院 桃がさね

今日は清閑院のお菓子「桃がさね」を紹介します。
季節限定の商品です。

1.清閑院とは

菓匠清閑院は1988年に創業した和菓子界では比較的新しいお店です。
これまでの和菓子の伝統を重んじつつも、遊び心ある新しい和菓子を生み出しています。

お店のコンセプトは和菓子の要とも言える「あん」への強いこだわり。
材料の選定や製法にこだわることはもちろん、「あん」を美味しく味わえる素材との組み合わせまで追求しています。
四季折々の彩り、旬、味わいの魅力を引き出した「あん菓子」を提案しています。

2.桃がさねの特徴

桃がさね最大の特徴は何と言っても、この春らしい色合いです。
まさしく、3月3日の桃の節句(ひなまつり)にぴったりの和菓子です。

桃の花があしらわれたパッケージを開封すると3色カラーの浮島が登場します。
浮島とは別名「蒸しカステラ」と呼ばれています。
一般的なカステラは小麦、砂糖、卵を使いますが、浮島はそこに「餡(あん)」と「上新粉」が加わります。
正確には「蒸し餡カステラ」といった方が近いかもしれません。

崩れないように透明なカップに入っています。
しっとりしたケーキのような柔らかさなので、指のあとがつかないように取り出すときは慎重に。
半分に割った写真からもその生地感が伝わるかと思います。
断面図も綺麗な3色になっていて心が躍りますね。

口に入れた瞬間にほんのりと桃の香りが広がります。
蜜漬けした桃が散らされているのも嬉しいポイントですね。

お店がこだわる「餡(あん)」がしっかりと練り込まれたお菓子です。
小麦粉ではなく上新粉が使われているからでしょうか。
カステラよりもしっかりとした生地ながら、洋菓子のような油っぽさはありません。
お茶だけでなくコーヒーや紅茶にも合いますよ。
季節限定なのが惜しいくらいです。

3.こんな人におすすめ

おすすめはやはり桃の節句(ひなまつり)ですね。
家族が集まる際の手土産にぴったりです。
「餡」がメインの蒸し菓子なので、お子様が食べることもできますよ。
(桃の蜜漬けには洋酒が含まれているので、念のため取り除いてあげてくださいね。)
お年を召した方でもカステラのような生地ですから、食べやすいかと思います。

ビジネスシーンでの手土産に選ぶと春らしさが出て良いですね。
春のお茶席にも使われると、色合いと桃の香りで華やいだ雰囲気になること間違いなしです。

以上「【和菓子レビュー】清閑院 桃がさね」でした。
あなたのお菓子選びの参考になりましたら幸いです。

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