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【初心者向け】茶道 必要なものリスト

悩める人
茶道教室は決まったけれど、何を準備したら良いのだろう・・・。
袱紗?懐紙?お稽古に必要なものを詳しく教えてください!

こうした疑問に答えます。

本記事の内容

  1. お稽古を始める前に用意するもの
  2. お稽古が進むと必要となるもの
  3. あると便利なもの

この記事を書いている私は表千家に入門してから毎月2回のお稽古を続けています。
私も入門前に十分な情報がなく困ったことを覚えています。
茶道初心者の方向けに必要なものを無駄なく揃えられるようにこのページを作成しました。
お稽古に必要なものを探されている方は、どうぞお読みください。

ここに注意

茶道の道具については流派や先生によって考え方が違います。
最初のうちは不安になると思いますので、購入する前に先生に一度ご相談することをおすすめします。

1, お稽古を始める前に用意するもの

扇子

お稽古の挨拶に始まり、席入りの時にも必ず使うものです。
流派や性別によって使用するサイズが異なります。
表千家:男性、女性共に6.5寸
裏千家:男性6寸、女性5寸

表千家(男女兼用)

 

裏千家(男性用)

 

裏千家(女性用)

 

懐紙

現代でいうところのティッシュのイメージです。
お皿代わりにして和菓子を頂いたり、お茶を頂いたあと指をぬぐったりとよく使うアイテムです。
いつもしっかり一帖、袱紗ばさみに入れておきましょう。
お稽古ではこの利休懐紙がお値段もお手頃でおすすめです。
男性用と女性用でサイズが違うので注意してください。

女性用

 

男性用

 

菓子きり

お菓子を切って食べるためのものです。
ステンレスのものは耐久性もありお手入れも簡単なのでおすすめです。

 

帛紗(ふくさ)

点前時に必ず使うものです。
流派や性別によって使用する色が異なります。
表千家:男性ー紫、女性ー朱
裏千家:男性ー紫、女性ー赤
最も一般的に使われている正絹生地の重さ8匁(30g)がおすすめです。
初心者には扱いやすいように軽くて薄い物を勧める方もいますが、
はじめから一般的な重さのものに慣れておけば上達も早く、買い換える出費も抑えられます。

 

帛紗ばさみor数寄屋袋

上記の道具をしまっておく袋です。
スマートに持ち運びたいなら帛紗ばさみ。
扇子までまとめて入れるなら数寄屋袋をどうぞ。
私は京都で自分で染めたシルク生地を使ってお稽古専用のものを自作しました。
(自作方法は後日別の記事でお知らせしますね)

 

流派ごとに上記の道具一式をセットにしたものも売られています。

表千家(男性用)

 

表千家(女性用)

 

裏千家(男性用)

 

裏千家(女性用)

 

2, お稽古が進んでくると必要となるもの

出し帛紗(表千家/武者小路千家)/ 古帛紗(裏千家)

お稽古が進み、濃茶点前で使う帛紗です。
出し帛紗と古帛紗ではサイズが違うので注意してください。
名物裂などの由緒ある文様のものが使われます。
私はお稽古用にインドで購入したシルク生地を縫って自作しました。
(作り方は後日アップしますね)

 

茶筌/茶筅(ちゃせん)

お稽古を始めると家でもお茶をたてる練習がしたくなります。
茶筌は消耗品ですがとても大切な道具です。
個人的には抹茶と茶筌にはこだわることをおすすめします。
(抹茶と茶筌に関してはまた別の記事で詳しく書きますね)
穂先数、竹の種類、産地の違いも様々ですが、最初の1本は「高山茶筌の80本立て」をおすすめします。
道具を使い慣れていない初心者だからこそ、本物を知る必要があるからです。
どうやったら上手くお茶をたてられるのか、穂先を折らないようにするにはどうしたらいいのか。
本物の茶筌を通して試行錯誤することが上達の近道です。

 

茶碗

値段も価値もピンキリの茶碗。
買ってから後悔しないためにも、最初のものは長く使えてシンプルかつ無難なものがおすすめです。
初心者のうちは無闇に高い物を買う必要はありません。
ある程度お稽古を積んでいけば、自ずと目が肥えてきます。
良いものを見極められるようになってからのお楽しみとして取っておきましょう。

着物

お稽古を進めていくと、遅かれ早かれ着物が必要になります。
出来れば早いうちから着物でお稽古を始めることをおすすめします。
普段から着物を着慣れていないと、せっかくのお茶会で自由に動けないからです。
お稽古で着物での所作を身につけていれば、そうした心配もなくなります。
着物を着慣れないうちは抹茶をこぼしたり、水で濡らしてしまうこともしばしば。
最初の一枚は気軽に洗濯機で洗える化繊の色無地がおすすめです。
着付けも教室に通う必要はなく独学で身につけられますよ。
「着物の着付け独学法」の記事はこちらをどうぞ。

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着物用割烹着/水屋着

お茶会などで大切な着物を汚さないために着用します。
しっかりと汚れからカバーするため、撥水生地で丈の長い物がおすすめです。

 

 

3, あると便利なもの

茶の湯便利帳

茶道に必要な知識が網羅されている一冊です。
お稽古場やお茶会に向かうバッグに忍ばせておけば怖いもの無しです。
茶道具の名称、利休百首、茶の湯歳時記、名物一覧、茶の湯家元系譜86家、大徳寺住持歴代525人、茶人・家元花押500種、千家十職落款250種、古筆鑑定落款150種、絵師狩野派諸家系図など詳細資料が満載です。

 

茶道手帳

お稽古場の先輩から勧められ、私1冊お稽古場に持っていくようにしています。
茶杓の銘を考える際に、カレンダーの下にその時期にあった銘が書かれてあるので便利です。
資料としてだけではなく手帳としても使えるので、自然と茶道の知識に触れる機会が増えます。

 

裏千家の方は淡交社出版社が出しているこちらのものもおすすめです。

 

以上、茶道に必要なものリストでした。あなたの道具探しの一助になれば幸いです。

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